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特集 ポン・ブルックス彗星


 南陽天文愛好会では「ポン・ブルックス彗星」(12P) の70年ぶりの回帰を記念し、特設ページを設けました。


 ☆彡 プロフィール

ウィキペディア ポンス・ブルックス彗星
Cometografía 12P/Pons-Brooks [2024] 日本語訳

astro.vanbuitenen.nl 12P/Pons-Brooks
吉田誠一さんのホームページ ポンス-ブルックス彗星


 ☆彡 見え方

 日本からは太陽に近づき観測困難となりました。南半球でも6等以下となったもようです。


 ☆彡 画像など

Spaceweather.com Realtime Comet Photo Gallery
アストロアーツ 天体写真ギャラリー 特集 ポン・ブルックス彗星
 



 
2024年4月16日

 16日はやや雲がありましたが、透明度は良好でした。薄明の空に彗星を観察できました。


 
2024年4月14日

 14日、N会員が彗星と木星、満開の桜を1枚に収めました。


 
2024年4月13日

 13日、Kさんの撮影です。
「ポン・ブルックス彗星の写真を撮ってみましたが、霞が濃くてあまり写りませんでした。一応双眼鏡でも見えていましたので間違いはないのですが、今までの姿からすると大変残念です。かなり濃い黄砂も来るようなので、13日で見納めになりそうです。」


 
2024年4月12日

 12日、N会員の撮影です。


 
2024年4月10日

 10日の「ポン・ブルックス彗星」(12P)は月と木星の間に見られる位置関係となりました。N会員は夕焼け空のランデブーを撮影しました。

 また、月と彗星を拡大したものがこちらです。左が見た目に近いもの、右が彗星の尾を強調処理したものです。

 

 Kさんは彗星頭部を観測されました。「画像処理したところ、タイプ1の尾にキンク(Kink、折れ曲がり、ねじれ)が写っていました。変化が激しくて面白い彗星です。」とのことです。


 
2024年4月7日

 7日、N会員は中望遠レンズで木星と彗星のコラボレーションを狙いました。

 Kさんは5日と比較したコメントをいただきました。
「コマは明るくなっていました。タイプ1の尾がおとなしくなって、タイプ2が目立っています。双眼鏡で見た感じとよく似ています。変化が激しいのには驚かされます。」


 
2024年4月5日

 4月5日、南陽天文愛好会のN会員は広角レンズで彗星と木星、さんかく座をともに撮影しました。

 また、Kさんは観測コメントをお寄せいただきました。
「頭部は双眼鏡で18時57分から見え始め、明るくなっていると感じました。イプシロン160で撮影してみると、タイプ1の尾が見事に広がっていました。肉眼でもチャレンジしましたが、春霞のせいか見えませんでした。」


 
2024年3月29日

 29日も晴天に恵まれました。Kさんは16cm望遠鏡で彗星を撮影されました。

 また、Aさんは南陽市民天文台の31cmで撮影されました。日によって尾が変化しているようです。


 
2024年3月27日

 27日は久しぶりに月明かりがない状態で「ポン・ブルックス彗星」(12P)を観察できました。テイルが長くなってきているようです。

 南陽天文愛好会のKさんは16cm反射望遠鏡で核近傍を撮影されました。イオンテイルの枝分かれやダストテイルが捉えられています。


 
2024年3月21日


 
2024年3月18日

 18日はイオンテイルにレイ(Ray)構造が見られるようでした。


 
2024年3月13日

 13日もイオンテイルに濃淡が見られるようでした。


 
2024年3月9日 ポン・ブルックス彗星

 9日の「ポン・ブルックス彗星」(12P)はアンドロメダ座を移動していましたので、大銀河と一緒に撮影してみました。

 核近傍を写した画像では、イオンテイルが複雑に枝分かれしているのが捉えられました。


 
2024年3月4日 ポン・ブルックス彗星

 4日の「ポン・ブルックス彗星」(12P)は尾がはっきりしてきました。青色のイオンテイルには濃淡も見られるようです。


 
2024年2月28日 ポン・ブルックス彗星

 「ポン・ブルックス彗星」(12P、周期70年)が明るくなってきました。28日には双眼鏡でも彗星の頭部を確認できました。写真では尾も伸びてきているようです。


 
2024年1月13日 ポン・ブルックス彗星

 「ポン・ブルックス彗星」(12P、周期70年)は、はくちょう座を移動しています。13日は散光星雲と散開星団の近くでしたので一緒に撮影しました。


 
2024年1月11日


 
2023年12月6日 ポン・ブルックス彗星

 夕方の西空に見えている「ポン・ブルックス彗星」(12P、周期70年)ですが、12月上旬にこと座のベガに接近しました。
 
 南陽市民天文台の31cm望遠鏡で撮影したところ、大きなコマやジェットのような構造が捉えられました。(ベガによるゴーストも写り込んでいますがご了承ください。)


 
2023年7月25日 ポン・ブルックス彗星

 「ポン・ブルックス彗星」(12P)は周期70年の彗星で、来年4月に近日点を通過します。現在はりゅう座にあります。この彗星が7月21日ごろにアウトバースト(急増光)を起こし、11等ほどに明るくなっています。
 
 南陽市民天文台では7月25日深夜に撮影しました。画像を拡大すると、複雑で興味深い構造が確認できました。この彗星は過去にも何度か増光しているそうです。今後も注目していきたいと思います。